カナダ留学のホームステイについて語らせてくれ①(豪邸編)

 

私はカナダ留学中の8ヶ月の間に、計4ヶ所の住まいに滞在しました。

 

詳細はこんな感じ↓

①BC州Surrey市にあるインド系のご家庭でのホームステイ(食事3食付き)

②BC州バンクーバー市にあるフィリピン系のご家庭でのホームステイ(食事なし)

③AB州レイクルイーズビレッジ内のスキーリゾートの寮(食事なし)

④BC州バーナビー市にあるフィリピン系のご家庭でホームステイ(食事3食付き)

 

留学前、私が一番心配していたのはホームステイについてだったので、

これから留学でホームステイを検討している方に、

どんなことが起こりうるか、心構え、どうしたら事前に回避できるかなど、

参考になりそうなことを経験値からまとめてみようと思います。

 

長文になりそうなので、まずは、

①BC州Surrey市にあるインド系のご家庭でのホームステイ(食事3食付き)

についてご紹介します。

 

私が人生初の留学で、人生初のホームステイを送ったのは、

語学学校があるダウンタウンからは比較的遠い遠い、Surrey市(サレー市、サリー市みんな呼び方違う)のインド系のご家族のお家です。

学校まではだいたい1時間かけて通っていました。

 

まず家自体の印象は、でかい!そして綺麗!

それもそのはず、私が滞在する5ヶ月前に建てたばかりの新築で、

この家でホームステイを受け入れるのは私で2組目だったとのこと。

家は3階建てで、部屋はだいたい10部屋くらいあるだろう、超豪邸でした。

あまり不清潔な部屋、水回りは嫌だなぁと思っていた私にとって、

この点は全く問題ありませんでした。

 

そして、肝心のホストファミリーですが、

渡航前にもらっていたインフォメーションでは、

「グランマ・ファザー・マザー・マザーの妹」

となっていたものの、実際に私のいた2ヶ月間では一度もファザーを見ることはなく、

グランマ・マザー・マザーの妹の女性だけのお家でした。

(結局なぜファザーがいないのかは聞けなかった・・・)

 

基本的にはホームステイの面倒を見るのはほとんど家にいるグランマとなっていて、

何か質問があればグランマと話していたのですが、

インド系のなまりが強く、そもそもリスニング力の低い私は、初めはかなり聞き取りに苦戦しました。。(質問したのに聞き取れないの、ほんとうに申し訳ない。。)

 

そして肝心の食事も、基本的にグランマが全て手作りしてくれるのですが、

私の感想は、「美味しい」と思えるものでした。

とはいえ出てくる食事はほとんどパターン化されてくるので、

若干の飽きはでてくるのですが、

だいたいこんな感じ↓

・インド料理のロティ(ナンの薄いやつみたいなの。中に具材あり)

インドカレー(米は長いやつ。ルーでお米がびしゃっとなってます)

・電気フライヤーで揚げたチキン

・カレー味のフライドライス

・出前のピザ

・マッケンチーズ(これは好きくない)

・サンドイッチ(平日のランチは毎日これ!ちょっと飽きる)

カップ麺(主に土日のランチ。ちょっと安上がりな感じ)

ガーリックトースト(主に土日のランチ。これは好き)

と、こんな感じで、基本スパイスの効いたカレー味ばっかりですね・・・

そして見た目がどうなの?っていうのも多いのですが、

私は美味しいなと思って食べていました。

ただし、グランマの宗教の関係で、牛肉、豚肉などは家に持ち込むことさえ許されていなかったので、

やっぱりお肉が食べたいな・・・という時には、

月に3、4回していた外食で食べるようにしていました。

 

人によっては、そもそも長細いお米がムリ!なんて人もいるので、

どこまでこだわりが出るかは人それぞれだし、

やはり日本を基準にすると、完璧はないのかなと思いました。

 

ちなみにご家庭の宗教については、

日本にはない文化なのでとっても興味深かったです。

まず、お部屋の一室がお祈りをする部屋になっていて、

日本でも昔有名になった「サイババ」様の絵が大きく飾ってありました。

(若い人は知らないかも。)

日本では少しうさんくさい感じで伝えられている側面もありましたが、

インドではこんなにも崇められているんだな、ということにびっくり。

 

そして、毎週木曜日の19時半になると、1時間ほどのお祈りが始まり、

音楽やきれいな歌声が聞こえました。

ホストファミリーは親戚も多く、繋がりも深かったので、

パーティに行くことが多く、パーティや結婚式では、

インドの民族衣装「サリー」を着る姿も見れて、一緒に写真を撮ってもらったりもしました。

この異文化に触れる体験は、留学している感じが感じられてとても良い経験になりました。

 

 

そして最後にルームメイトについて。

ルームメイトは、私がいたときは、私以外に日本人が3人、韓国人が1人でした。

韓国人の女の子は、ホームステイの食費を払っているにもかかわらず、

ほぼ毎日外食をしていたので、

ほとんど日本人と日本語で話しながらご飯を食べていました。

 

バスルームのシェアは日本人の子と、韓国人の子と3人で使っていたのですが、

残念なことに韓国の子がとっても掃除ができない・・・!

いくらおうちが綺麗でも、

シェアする人の使い方が汚いと、ストレスが溜まってしまうなぁ。という状況でした。

 

 

こんな感じで、

この1件目のおうちについてはそこまで大きな不満はなかったものの、

語学学校も8割日本人。家に帰っても日本人と日本語を使ってしまう。

という状況と、

好きなものを作って生活してみたいな、

という点と、

せっかくカナダに住みに来たんだから完全英語環境の家に住みたい。

という思いがあり、

次の家を探すことに決めました。

 

そしてここから、次のホームステイで地獄の生活が始まるのでした・・・

(つづく…)